ステーキよりも牛たん派です

皆さんは食材として「牛」を見る時、ステーキと牛たんのどちらがお好みでしょうか?色々好みや意見があるとは思いますが、宮城県の仙台市で生まれ育った私は、だんぜん「ステーキよりも牛たん派」です。
理由は色々ありますが、やはり一番の理由はあの独特の食感は、高級なステーキにもなかなか出せないからです。あの微妙に口に残る感覚は、始めて牛たんを食べる方は好みが別れるでしょうが、私たち仙台っ子にとっては慣れ親しんだ地域の味の一部になっています。
確かに、ステーキと違ってこの食材は庶民の味がその出発点です。元々仙台に進駐してきたGHQが大量に残した「牛の舌部分(たん)」を何とか食材として使えないかと、焼き鳥店「太助」のご主人・佐野啓四郎氏が一般人にも手の届くお料理として考案したのがその始まりですし、最初から食材としての牛の美味しい部分を使って生まれたステーキとは、その成り立ちから違っています。

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しかし、庶民のものとして生まれ成長してきたからこそ、牛たんには独特の様々な工夫があります。塩やレモンで焼いたり、味噌やカラシ味噌で漬け込むバリエーションは元から高級食材を使うステーキには見られない創意工夫ではないでしょうか?
このように、この食材にはこれまでの歴史で庶民に愛され、より美味しい食べ物にしようとした積み重ねがあるのです。きっと、牛たんはこれからも多くの人に愛され、仙台名物として長く受け継がれていくことでしょう。